• 新日鉄住金エンジニアリング株式会社

    東京国際空港再拡張プロジェクト

    日本 東京

プロジェクト概要

プロジェクト
東京国際空港D滑走路の完成により、高まる需要に対応した発着枠の増加が可能になります。限られた敷地に新しい滑走路を建設する唯一の方法は、1,100メートルの鋼製ジャケット式桟橋を含む全長3,120メートルの島の上に建設することでした。新日鉄住金エンジニアリングはわずか18か月間で詳細な設計を完成させ、空港施設での利用は初となるジャケット構造の建設を5年の建設期間にわたり監理しました。

ソリューション
ジャケット構造は幅520メートル、面積は520,000平方メートルに及び、198個の独立したユニットで構成されています。ジャケットユニットの複合疲労解析にはSACSが用いられ、合計40,000箇所近いチェックポイントの検査がわずか6か月間で完了しました。応力集中係数の計算を自動化したことで設計期間が短縮され、積算機能を利用することで、設計完了後すぐに資材数量を見積ることができました。

成果
D滑走路の新設により、年間の発着枠が111,000増加し、空港の旅客対応能力が向上しました。設計上の想定最大荷重は400トンで、エアバスA380の最大離陸重量に相当し、構造体の耐用期間中、桟橋上で1,150万回の離着陸が可能となっています。活荷重対死荷重比は一般的な高速道路橋梁のそれを大幅に上回っており、構造設計で考慮された非常に高い疲労強度により、100年以上の使用に耐えると想定されています。

ソフトウェア
新日鉄住金エンジニアリングが疲労箇所の評価にSACSを使用していなかったら、人的資源を増強する代わりに新しいアプリケーションを開発する必要に迫られていたと考えられます。自社製アプリケーションの開発には推定で500万円のコストと2か月の開発期間が必要となるため、コストと時間の面から非現実的な選択肢でした。SACSを採用したことで、同社はプロジェクトの時間と費用を大幅に節約できました。
Outcome/Facts:
  • Nippon Steel & Sumikin Engineering carried out detailed design of the jacket-type pier structure in just 18 months.
  • SACS saved an estimated two months on the analysis, and an additional JPY 5 million compared to developing an in-house fatigue analysis application.
  • The pier is designed to withstand an Airbus 380 aircraft traveling over it 11.5 million times in its 100 year life.