• 東芝電力流通システムアジア社

    Brunei National Control CenterのSCADAシステムと電気パネルの統合

    ブルネイ

プロジェクト概要

プロジェクト

ブルネイ電気事業省(DES)は、国内送電網に2,300万米ドルの監視制御(SCADA)システムを実装し、国の電力供給の信頼性を高める目的で、東芝電力流通システムアジアと契約を結びました。東芝は、遠隔端末装置(RTU)電気パネルの製造および統合に関連する設備、エンジニアリング、および技術サービスを提供しました。短期間で大量のRTUパネルを設計しなければならず、手作業のプロセスはエラー発生率が高いことから、東芝チームには、ワークフロー効率化、品質改善、デリバリ迅速化を実現するための電気設計技術が必要でした。

ソリューション

東芝は、配線の番号付け、配線スケジュール、部品表(BOM)といった従来手作業で行っていた業務を自動化し、設計時間を短縮しながら効率性と精度を高めるために、Promis.eを使用。このBentleyの電気設計アプリケーションで、コンポーネントの標準的なライブラリを作成し、レポートテンプレートをカスタマイズすることにより、設計の最適化と製造要件への適合を図りました。また、相互参照とエラーチェックの機能が自動化されたインテリジェントなモデリングを促進し、電気回路図の作成をデジタル化して設計の検証を簡素化しました。さらに、Bentley Navigatorにより、クラッシュ解析の3D視覚化を行いました。

成果

東芝はPromis.eを使用し、SCADAシステム用に8つの11kV変電所設計を1日で完成させました。従来のCADソフトウェアでは、5つの変電所設計の作成に2日を要していました。Bentleyの電気設計ソリューションにより、設計時間は半分近くに短縮され、リソース時間ベースで推定12,000米ドルの費用が節減されました。Promis.eの自動化された機能により、エラーが減ると同時に設計の一貫性が高まり、プロジェクトのエンジニアリング工程が短縮されました。SCADAシステムが新しく実装されたことで、電力供給の信頼性が高まり、平均停電指数が2年間167回から80回に減りました。

ソフトウェア

Promis.eでは、配線の番号付けおよび配線スケジュールの作成が自動的に行われるため、線長の精度が増して必要な銅線が最小限に抑えられ、コストや無駄の削減につながりました。Bentleyの電気設計アプリケーションは、正確な部品表をワンクリックで生成します。Promis.eは、図面作成時にリアルタイムで相互参照を自動的に実行し、設計の検証を最適化および迅速化します。NavigatorとiModelの統合により、パネル内のクラッシュが解消され、設計、製造、管理の工程間の調整が容易になりました。

プロジェクトプレイブック: Bentley SubstationMicroStationNavigator、 Promis.e

成果と現状
  • 東芝では、Brunei National Control CenterのSCADAシステム用電気パネルの設計と製造にあたり、Promis.eを使用して、従来手で行っていた作業を自動化しました。
  • Bentleyの電気設計アプリケーションを使用してプロセスの標準化、ワークフローの効率化、設計および図面作成の簡素化を図ることで、エラーを減らすとともに設計の一貫性を確保しました。
  • デジタル化された新しいSCADAシステムにより、1時間以上にわたる停電の年間発生回数が28%減りました。
引用:
  • 「従来型CADソフトを使用していたプロジェクト第1段階では、設計図やドキュメントの作成に膨大な時間がかかりました。第2段階にはPromis.eが導入され、レポートや概略図が自動作成されるようになったため、設計時間が最大60%短縮され、精度と一貫性の高いインテリジェントな図面やモデルを提供できるようになりました。」

    Kah Mun Fong氏 アシスタントマネージャ 東芝電力流通システムアジア社