• CSX Transportation

    年間のレール補修に関する資本計画

    米国、フロリダ州、ジャクソンビル

プロジェクト概要

プロジェクト
CSX Transportationは米国最大の輸送事業者の1つで、北米に21,000マイル(33,800km)を超える鉄道網を所有しています。鉄道を利用した輸送サービスを提供している同社は、レール補修申請サービスシステムの合理化に取り組んでいました。CSXの資本計画部門は、データの正確性を確保し、また、可能な限り効率的かつ容易に設備投資を適切な場所に割り当てられるようにしたいと考えていました。CSXの資本計画部門は、7,800万米ドルの資本投資分野を担当し、年間5,000件を超えるレール補修申請(鉄道網のカーブ部分の磨耗レールを補修するよう求める申請)を審査しています。申請の正当性を評価するため、資本計画委員会では、紙のメモ、メール、スプレッドシートなどさまざまなソースから得たデータを審査する必要がありましたが、情報が矛盾していることも珍しくありませんでした。この異種データの評価は、非常に面倒で時間がかかり、間違いを起こしやすい手作業の審査が必要でした。そこで、CSX Transportationは、このプロセスを簡素化して改善するための56,000米ドルの資本計画プロジェクトに着手しました。

ソリューション
CSXは、レール補修が必要なジョブを特定し、補修ジョブの優先順位を付けられるだけでなく、審査済みのジョブと、申請されているがまだ評価されていないジョブとを区別できるソリューションが必要だと判断しました。このプロジェクトのソリューションを実現するプラットフォームになったのが、OpenRail Operational Analytics(以前のOptram)です。CSX Transportationは、OpenRail Operational Analyticsにレール補修申請などの新しいデータソースを追加しました。Bentley Systemsに依頼してアプリケーションにオーバーレイチェックボックス機能を追加し、OpenRail Operational AnalyticsとCSXの既存のレール補修システムのユーザーインターフェースとを連携しました。これにより、評価に使用できるデータ層が格段に増え、データの精度も向上しました。どのデータ層も透過的に扱われるため同時に解析でき、より正確な意思決定が可能になりました。

成果
このプロジェクトは、2016年11月に1か月未満で完了しました。CSX Transportationでは新しいレール補修システムが導入されて以来、レール補修プログラムの年間の資本計画審査プロセスに必要な時間が大幅に短縮され(2人月)ました。これは、数億ドルの節約に相当します。さらに重要なのは、新システムではいつでも最新のデータにユーザーがアクセスできるため、より迅速かつ正確な意思決定が可能になったことです。このプロジェクトの成功を踏まえて、CSX Transportationでは、軌間調整やコンクリート製の枕木の補修など、その他の作業にもこのプロジェクトの手法を応用する予定です。OpenRail Operational AnalyticsとCSXの従来のレール補修申請システムを統合したことで、時間と費用が大幅に削減され、解析スピードが2%向上しました。この費用削減効果は150万米ドルに相当します。

ソフトウェア
OpenRail Operational Analyticsを使用して、一連のソースから収集したデータを統合し、1画面にまとめて情報を提供しました。このデータ視覚化機能によって正確な情報提供が実現し、効率的に意思決定を行うことができました。OpenRail Operational Analyticsにはカスタマイズ可能なビューとハイライトビュー、提出されたレール補修申請を整理し、ランク付けできる表形式ビューがあります。ユーザーは任意の作業指示や資産に関連する特定のデータソースシステムの画面を開き、文書や画像も含め、画面内にある情報を評価できます。OpenRail Operational Analyticsによって、必要なデータソースの情報を統合した対話型のグラフィカルビューが実現しました。この連携ビューのおかげで、CSXでは各レール補修申請を承認するかどうかの判断を効率的に行えるようになりました。

プロジェクトプレイブック: OpenRail Operational Analytics

成果と現状
  • CSX Transportationは、Bentleyのアプリケーションを使用して、1か月未満でレール補修申請システムを刷新
  • OpenRail Operational Analyticソリューションはシンプルで費用対効果が高く、効率改善と数百万ドルの費用削減に貢献
  • CSXでは、レール補修プログラムの成功を踏まえ、社内のその他の設備投資関連の申請にもこの取り組みを拡大する予定
引用:
  • 「完璧なシステムでした。まったく手を加えなくても、必要な機能が用意されていて、処理もスピーディです。」

    Ed Tubbs氏 資本計画担当ディレクタ CSX Transportation