• MRT Corporation

    クランバレー大量高速輸送システム – スンゲイ・ブロウ-スルダン-プトラジャヤ路線

    マレーシア、セランゴール州、クアラルンプール

プロジェクト概要

プロジェクト
クランバレー大量高速輸送システム(KVMRT)スンゲイ・ブロウ-スルダン-プトラジャヤ路線(SSP路線)は、マレーシアの大クアラルンプール首都圏(クランバレー地域)で2番目に大きい高速輸送路線です。この鉄道プロジェクトは、全長52.2キロメートルに及び(内13.5キロメートルは地下)、35駅が設置されます。完成すれば、この路線は約200万人に利用されることになります。SSP路線の所有者兼開発者であるMRT Corporation(MRT Corp)は、設計作業のコラボレーション、建設の実現可能性、竣工情報の正確さを向上させるために、BIMの使用を義務付けました。

ソリューション
MRT Corpは、BIMレベル2ワークフローを活用して、建設中に収集した資産情報と、保全管理システム(CMMS)データベースに保存されている資産情報のギャップを埋めるためのBIM戦略を実行しました。データベースは、完成すれば鉄道の運営と保守に使用されることになっています。結果として、すべての資産データはプロジェクトのライフサイクル全体で効果的に管理されました。Bentleyのコネクトデータ環境(CDE)では、ProjectWiseとAssetWise、さらにMicrosoftのAzureクラウドサービスを使用することで、複数チームによる設計コラボレーションが場所を問わずに可能となるほか、運営および保守時のアセットパフォーマンスを最適化するための資産情報管理も行えます。チームは、重要なプロジェクトのマイルストーンを検証するために、3D写真測量を使用し、ポイントクラウドを3D建設モデルにインポートして既存の状態を参照しました。

成果
デジタルワークフローを含むMRT CorpのBIM標準と戦略によって、SSP路線の地下作業では、設計作業のコラボレーションと連携、建設の実現可能性、竣工情報の正確さが向上しました。クラウドベースのコラボレーションを実施する最初の輸送システムの所有者の1社として、MRT Corpは、SSP路線を期限と予算を守って完成させることを目指しています。Bentleyの技術により、設計インターフェースの問題点を4,000から1,000に削減できたことに加えて、再作業が減り、設計における部門間のコラボレーションが向上しました。また、リアルタイムの正確な情報をシームレスに共有できる機能により生産性が35%向上しました。

ソフトウェア
MRT Corpは、ProjectWiseプラットフォームを使用して多数の設計部門にまたがる作業を合理化し、また、AssetWiseを使用してライフサイクル情報を管理しました。Bentleyアプリケーションは、調整のとれた設計が可能な統合モデルを使用して、すべての部門が動的に作業できる環境をCDEにもたらしました。また、Bentleyのソリューションにより、設計情報と資産情報を運用・保守システムに統合することで、資産のライフサイクル全体を通して最適な資産パフォーマンスも実現しました。チームは、ContextCaptureを使用して3D写真測量を行い、高精度な設計を確保しました。

プロジェクトプレイブック: ProjectWise, AssetWise, ContextCapture, STAAD
Outcome/Facts
  • Bentleyテクノロジを活かしたデジタルワークフローを含むMRT CorpのBIM戦略によって、設計コラボレーションの生産性は35%改善されました。
  • BentleyのCDEは、MicrosoftのAzureクラウドサービスを活用して、複数分野にわたる設計を可能にするとともに、建設の実現可能性を向上させ、正確な竣工情報を提供します。
  • 3D建設モデル内で既存の状態の3D写真測量を用いて、重要なプロジェクトのマイルストーンが検証されました。
Quote:
  • 「ProjectWiseとAssetWiseをつないだBentleyのコネクトデータ環境によって、MRT CorporationのBIMワークフローにシームレスなソリューションがもたらされ、プロジェクトのライフサイクル全体での情報共有がサポートされました。MicrosoftのAzureクラウドでBentleyのCDEプラットフォームを運用すると、私たちの地理的に分散したプロジェクトチームも、まるで1か所で仕事をしているかのようにうまく連携できます」

    Poh Seng Tiok氏 計画および設計担当 MRT Corporation