2016年11月1日

Year in Infrastructure 2016 カンファレンスで中国におけるBIMの推進と建築業の産業化を紹介

これまでにない規模と多様性をもつファイナリストおよび受賞プロジェクトを発表
CABRTechCEOJiefeng Xu氏が建築フォーラムにて講演

ロンドンYear in Infrastructure2016カンファレンス(2016111日)インフラストラクチャ強化のための包括的なソフトウェアソリューションを提供する世界的リーダー企業Bentley Systems, Incorporatedは本日、BIMの推進において中国がどのような点で世界をリードしているかについて報告を行いました。今年、Be Inspired Awardsの第三者審査員グループが選出した54組のファイナリストには9つの中国プロジェクトが含まれていますが、これはかつてない業績です。中国の建築業界は、「産業化された」プロセスの恩恵を受けるために、特に先進的BIMを急速に取り入れつつあります。中国建築科学研究院のソフトウェア部であるCABRTech社のCEO、Jiefeng Xu氏は、カンファレンスの建築フォーラムにおいて建築業の産業化とCABRTechの新しいPKPM-BIMソフトウェア製品へのBentleyのBIMプラットフォームの採用について講演しました。

CABRTech

中国の建築ソフトウェアのリーダー企業であるCABRTechは、中国国内標準への対応、および特にプレキャスト建築部材の使用など、中国建築業界の特定需要と課題に対応するために設計された同社の新しいPKPM-BIMソフトウェア製品を通じ、中国国内において「建築向けBIM」を推進し続けています。CABRTechのPKPM構造設計ソフトウェアは、すでに中国国内市場の標準となっています。特筆すべきは、CABRTechが中国市場向けのPKPM-BIMを開発するためにBentleyのBIMプラットフォーム技術を選択し、開発当初からBentleyの技術チームと緊密に協力していた点です。PKPM-BIMは、この夏にリリースされ、現在幅広いPR活動が行われています。このソフトウェアの採用状況は順調であり、中国において「建築向けBIM」を推進する力となりつつあります。

包括的なプロジェクトデリバリのために、PKPM-BIMにはBentleyのProjectWiseのコラボレーションシステムを組み込んで活用できます。PKPM-BIMでは、BentleyのBIMプラットフォームの相互運用性を利用してさまざまな分野のインフラストラクチャを統合することも可能です。産業化された中国の建築プロジェクトの「用地規模」を考えると、これは特に重要です。

以下は、今年のカンファレンスで選出された中国のファイナリストと受賞プロジェクトの一部であり、BIMのめざましい進展が紹介されています。

「建築における革新」部門ファイナリスト: 文化スポーツセンター建築プロジェクトにおける多分野間の設計調整と設計シミュレーション

China Aerospace Construction Group Co., Ltd. Chongqing Liansheng Construction Project Managementと連携し、72千万中国元をかけた中国フフホト市の内モンゴル少数民族文化スポーツセンター建築プロジェクトにおいて、プロジェクト管理と設計・建設の統合サービスを行いました。AECOsim Building DesignerによるBIMの推進によって、3Dプロジェクト制御、多分野間の設計調整、建築の最適化、プロジェクトコストの削減が実現しました。また、設計時間、エラー、材料数量、手戻りの比率も減少しています。ある事例では、最適化の結果、土木工事が37万立方メートルから7万立方メートルに減少し、2,000万中国元を超える費用が削減されました。China Aerospace Construction Group Co., Ltd.BIMセンター長、Zhao Yanyan氏は次のように述べています。「BIM技術を用いた情報とモデリングの統合によって、プロジェクトチーム間の緊密な連携と視覚化による関係者間のコミュニケーションの明確化が実現し、クラッシュ検出と複雑なプロセスの予備シミュレーションを行ったことでエラーが最小限に抑えられました」

「プロジェクトデリバリ」におけるSpecial Recognition Award受賞プロジェクト: 北京で最も高いビルの建築に従事する350のプロジェクトチームをコラボレーションネットワークで一体化

北京に本社を構えるCITIC HEYE Investment Co., Ltd.は、契約、開発、建設を企画・運営する不動産開発のリーダー企業です。CITIC HEYEは、北京のビジネス中心街に計画された壮大な開発プログラムに携わり、350チームに上る設計、建設、コンサルタントチームと共同作業を行っています。この開発プログラムには、200メートルを超える超高層ビル9棟の建築が含まれています。最も中心となるビルは、北京一高い528メートルのCITICタワー(別名「中国尊」)です。このタワーは、烈度8の地震にも耐えうる500メートル以上の最初の建造物となる予定です。プロジェクトチームは内部と外部で2つのProjectWiseプラットフォームを使用し、プロジェクトデータやドキュメントがコラボレーションネットワーク全体でタイムリーに同期されるようにしています。これにより、プロジェクトの進行速度は1.4倍になります。CITIC Heye Investment Co., Ltdのマネージャは次のように述べています。「ProjectWiseを使用したことで、最適なデータ効率、最小限のコスト、最も効果的なプロジェクト情報管理が実現しました。同期設計、プロジェクト参加企業全体にまたがるコラボレーションネットワーク、効率的な建設が可能となったことがその要因です」

でエネルギー需要に対応

POWERCHINA Limitedの子会社であるHubei Electric Engineering Corporation(HEEC)は、発電所、送電網、変電所および関連インフラストラクチャの計画、設計、建設を専門としています。1億7,200万中国元規模の同社のMiaoshan 220キロボルト二次変電所プロジェクトは、2030年における湖北省武漢のエネルギー需要に対応するように策定されました。HEECでは、240メガボルトアンペアの変圧器を3基格納し、都市部の過密による制約を考慮した多数の出線を備える3階建ての施設を計画・設計しました。HEECは、BentleyのAECOsim Building DesignerProjectWiseSubstationRaceway and Cable ManagementProStructuresを使用して変電所を設計し、プロジェクトにおける共同作業を促進しました。ProjectWiseを使用したことで、プロジェクトチームは統一されたモデルスペースで作業を行えるようになったため、効率が向上し、クラッシュ解決が容易になりました。また、少なくとも10件の事例で手戻りが回避され、200万中国元が節約できました。変電所が完成すれば、送電網が最大限に生かされ、40万人以上の人々の生活の質が向上する見込みです。Hubei Electric Engineering CorporationデジタルセンターのチームリーダーであるWang Wei氏は次のように述べています。「多分野にわたり、プロジェクトのあらゆる段階でBentleyのBIMソリューションを十分に利用しました。その結果、設計が大幅に改善され、プロジェクトの質と効率が向上するとともに変電所の建設、運用、保守に対する強力な技術サポートが得られるようになりました」

「建築における革新」部門ファイナリスト: 象徴的な商用タワーの建築に先進のBIMによるオプショニアリングを活用

北米を拠点に革新的なビルと都市環境を専門に手がけている建築設計事務所、Morphosisは、オフィス空間と多目的空間に対する革新的な手法を用いて、深センの多目的商用ビルを設計しました。鉄骨構造、多面的な外観、コアをオフセットさせた構造をもつ、この高さ350メートルのHanking Center Towerの設計では、プロジェクトチームに多くの困難な課題が突きつけられました。そこでMorphosisは包括的なBIM戦略を実施し、設計データと文書のための情報センターを構築したのです。統合された3D設計プロセス、シームレスなワークフロー、プラットフォーム間の相互運用性によって、これまでなかった方法で設計を検討し、調整することが可能となり、反復的なモデリングによってビルのオプショニアリングとラピッドプロトタイピングが促進されました。Morphosisの設計技術ディレクター、Cory Brugger氏はこう述べています。「この象徴性のある革新的デザインの超高層ビルが成功したのは、Bentleyのモデリングプラットフォームのおかげです。こうして実現された環境によって、各国のプロジェクトチームが相互運用性の高い正確な情報を作成し、伝達することができました」

「土地開発における革新」部門ファイナリスト: オリンピック関連プロジェクトのプロセス最適化によるコスト削減

北京に本社を置く国際エンジニアリング会社、Beijing Shougang International Engineering(BSIET)は、地方行政、建築その他の産業を対象にエンジニアリングサービスを提供しています。BSIETは、2022年冬季オリンピック組織委員会の代理会社として、北京市石景山区に位置する歴史的工業用地、首鋼に将来オリンピックに使用する広場を設計・建造しています。この首鋼工場跡地のXishi Winter Olympics Squareへの転用プロジェクトでは、建築要件の厳しい保護地域にある使われなくなった施設を使用します。プロジェクトチームの課題は、環境保全技術を用いて建築物を再利用しながら、以前この地域にあった製鉄所の景観を留める広場を建造するというものです。AECOsim Building DesignerRaceway and Cable ManagementDescartesGEOPAKMapMicroStationNavigatorOpenPlantProjectWiseProStructuresPowerCivilPointoolsは、BSIETがプロジェクトの厳格な指針を満たし、多くのプロセスを最適化するために役立っています。旧首鋼産業地域の再開発事業の一環であるXishi Winter Olympics Squareプロジェクトのプロジェクトマネージャ、Li Hongguang氏は、次のように語っています。「BentleyのBIMソリューションは、データの完全な整合性やシームレスなデータ接続などを実現し、プロジェクトのあらゆる段階で役立っています。そのため当社のすべてのプロジェクトチームは、技術的な事柄ではなくプロジェクトそのものに専念できるのです」

Bentley Systemsについて

Bentley Systemsは、建築家、エンジニア、地理空間のプロフェッショナル、建設業者、オーナーオペレーターにインフラストラクチャの設計、建設、運用を推進するための包括的なソフトウェアソリューションを提供する世界的リーダー企業です。Bentleyのユーザーは、各分野にまたがり、インフラストラクチャのライフサイクル全体に対応するインフォメーションモビリティを活用し、パフォーマンスに優れたプロジェクトとアセットを実現できます。Bentleyのソリューションには、インフラの設計・モデリングを行うMicroStationプラットフォーム、インフラプロジェクトチームの協業と作業共有のためのProjectWiseプラットフォーム、インフラ資産運用のためのAssetWiseプラットフォームを包含し、すべてが広範なポートフォリオの互換性アプリケーションに対応し、世界規模のプロフェッショナルサービスで補われています。

Bentleyは1984年に設立され、50カ国以上に3,000人近くの従業員を擁し、年間売上高は6億ドルにのぼります。また、2009年以来10億ドル以上を投資して研究、開発および企業買収を推進しています。

Bentleyに関するその他の情報については、www.bentley.comをご覧ください。Bentleyのニュースをいち早くご覧になるには、BentleyのプレスリリースおよびニュースアラートのRSSフィードをご購読ください。Year in InfrastructureカンファレンスのWebサイトで、Bentleyの一流のオピニオンリーダーシップイベントの見どころをご覧ください。毎年開催されるBe Inspired Awardsの革新的なインフラストラクチャプロジェクトのコレクションは、検索可能なBentleyの『Infrastructure Yearbooks』をご覧ください。インフラストラクチャ業界の関係者が出会い、情報交換し、学び合える専門家ネットワーキングサイトをご利用になるには、Bentley Communitiesにアクセスしてください。

Bentley Infrastructure 500』はインフラストラクチャの累積投資額に基づいて公共部門と民間部門のインフラストラクチャトップオーナーのランキングを掲載した独自の世界的リストです。こちらからダウンロードできます。

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Bentley、Bentleyの"B"のロゴ、MicroStation、Be、ProjectWise、AECOsim Building Designer、Bentley Raceway and Cable Management、GEOPAK、Map、Navigator、OpenPlant、ProStructures、PowerCivil、Pointoolsは、Bentley Systems, Incorporated、またはその直接または間接の完全所有子会社のいずれかの登録商標、未登録商標、または商標です。その他すべてのブランドおよび製品名は、それぞれの所有者の商標です。

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